改訂 新・心理診断法

ロールシャッハ・テストの解説と研究

目次

初版の序
初版謝辞
改訂版の序

第一部 序説

第1章 ロールシャッハ・テストとは何か
 1.インクのしみ(ink-blots)
 2.“Psychodiagnostik"
   1. 「精神診断学」の受け容れと発展
   2. 「精神診断学」の意義
   3. “Psychodiagnostik"の理論的背景
 3.わが国における発展
 4.投映法としてのロールシャッハ・テスト
   1.質問紙法と投映法
   2.投映法(projectivetechnique)
   3.抑圧投映と同化投映

第2章 ロールシャッハ・テストの適用範囲
  5. 臨床心理学と人格心理学
  6.精神医学と心身医学
  7.文化人類学・心理(精神)人類学

第ニ部 施行・分類法

第3章施行法(Administration)
  8.準備
  9. 検査の施行
   1.検査状況の調整
   2.教示(instruction)
   3.自由反応段階(perfomanceproper)
   4.質問段階(inquiry)
   5.限界吟味段階(testing-the-limits)

第4章 分類(Scorng)の前提
  10.分類の対象
   1.答えか感想か
   2.反応の交代と反応の否定
   3.独立した反応か説明か
  11. 主分類と副分類
  12. 反応数・反応拒否・反応時間
   1.R 反応数(numberofresponse)
   2.Rej 反応拒否(rejection)
   3.RT 反応時間(responsetime)

第5章 反応領域(Location)の分類
  13.全体反応 W(whole response)
   1.W 普通全体反応(usual who leresponse)
   2.W 切断全体反応(cut-off whole response)
   3.DW 作話的全体反応(confabulatory whole response)
   4.W,S 全体空白(間隙)反応(whole white space response)
  14.普通部分反応 D (usual detail response)
   1.Dおよびdの決定について
   2.普通部分反応の分類と質問
  15.特殊部分反応 Dd(unusual detail response)
   1.dd 微小部分反応(tiny detail)
   2.de 外縁反応(edge detail)
   3.di 内部反応(inside detail)
   4.dr 特殊区分反応(rare detail)
  16.空白(間隙)反応 S(white space response)
   1.単独S反応
   2.縞合的S反応(主S)
   3.結合的S反応(副S)

第6章 反応決定因(Determinant)の分類
  17. 主決定因と副決定因
   1.主決定因(main determinant)
   2.副決定因(additional determinant)
   3.二つ以上の決定因
  18. 形態反応 F (form response)
  19. 運動反応 M (movement response)
   1.M 人間運動反応 (human movement response)
   2.FM 動物運動反応 (animal movement response)
   3.m 非生物運動反応 (inanimate movem㎝t response)
  20. 色彩反応 C (color response)
   1.C 彩色反応(chromatic response)
   2.C' 無彩色反応(achromatic response)
  21. 陰影反応 Sh (shading response)
   1.c 材質(きめ)反応(texture response)
   2.K 立体(通景)反応(three dimensional or vista response)
  22. 反応決定因についての質問
   1.決定因とは?
   2.決定因についての質問
  23.A-B-Cシリーズ
   1.A-B-C吟味法の導入
   2.同時比較法・によるA-B-C吟味法

第7章 反応内容(Content)の分類
  24. 反応内容の主なカテゴリー
   1.人間に関連する反応
   2.動物に関連する反応
   3.植物に関連する反応
   4.自然・物体・地図に関連する反応
   5.芸術・抽象に関連する反応
   6.その他の反応
  25. 反応内容の公共性
   1.公共(平凡)反応 P (popular response)
   2.稀有(独創)反応 O (original response)

第8章 形態水準(Form level)の評価
  26. 形態質(水準)評価の歴史的展望
   1.R0RscHAcHの構想
   2.BEcKの構想
   3.HERTzの構想
   4.KIMBALLと田中の研究
   5.RApAp0RTの研究
   6.KL0pFERの構想と形態水準評定尺度
   7.阪大法の発展
   8.まとめ
  27. 筆者の形態水準評価法
   1.形態質評価の基礎
   2.評価の対象となる反応
   3.評定尺度
   4.形態水準の評価
   5.総合的評価の指標 F+%

第9章 分類結果の整理
  28. 分類表への記人法
  29. 筆者のカテゴリー別整理
   1. 基礎整理表への記入法
   2.まとめの表への記入法
   3.サイコグラム
  30. 具体例について
   1.事例Aに関する資料
   2.事例Aのロールシャッハ反応
   3.限界吟味段階
   4.反応の分類
   5.反応の整理(採点)

第三部 解釈法

第10章 解釈の前提
  31. 解釈の過程
  32. 解釈と理論
  33. 解釈の基礎
   1.刺激のあいまいさ
   2.知覚の選択性
   3.自由な検査状況
   4.投映反応と人格水準との対応

第11章 反応数・反応時間の意味づけ
  34.反応数 R
  35.反応拒否 Rej
  36.反応時間 RT

第12章 反応領域の意味づけ
  37.把握型(manner of approach)
   1.諸家の基準
   2.FRlEDMANのカテゴリー
  38.全体反応 W
  39.普通部分反応 D
  40.特殊部分反応 Dd
  41.空白(間隙)反応 S
  42.継起型(su㏄ession)

第13章 反応決定因の意味づけ
  43.形態因子
  44.運動因子
   1.M 人間運動反応
   2.FM 動物運動反応
   3.m 非生物運動反応
  45.色彩因子
   1.C 彩色反応
   2.C' 無彩色反応
   3.色彩ショック (color shock)
  46.陰影因子
   1.C 材質(きめ)反応
   2.FK 立体(通景)反応
   3.K 拡散反応
   4.陰影ショック(shading shock)

第14章 反応内容の意味づけ
  47.一般的内容カテゴリーの意味
   1.一般的内容カテゴリー
   2.公共(平凡)・稀有(独創)反応
  48.特殊な内容分析法
   1.LIMDNERの方法
   2. SCHAFERの主題分析法(thematic analysis)
   3. DEVosの情緒象徴法(aff㏄tive symbolism)
   4. 辻・藤井の研究

第15章 形態水準の意味づけ
  49. 諸家の見解
   1.RORSCHACH,BECK,JAN0FFらの研究
   2.KL0PFERの形態水準評定尺度に関する諸研究
  50. 筆者の形態水準評価法の意味づけ
   1.各形態水準の意味づけ
   2.F+%の意味づけ

第16章 一般的記号の総合的解釈
  51.反応態度
  52. 反応の量と質
   1.Aゾーン(R大,ΣF+%大)
   2.Bゾーン(R小,ΣF+%大)
   3.Cゾーン(R大,ΣF+%小)
   4,Dゾーン(R小,ΣF+%小)
  53. 体験型(Erlebnistypus;experience balance)
   1.内向的体験型(introversiver Erlebnistypus)
   2.外拡的体験型(extratensiver Erlebnistypus)
   3.両貧的体験型(koartierter Erlebnistypus)
   4.両向的体験型(ambiaequaler Erlebnistypus)
  54. 知的側面の評価
   1.ΣF+%
   2.運動反応の量と質
   3.全体反応の量と質
   4.稀有(独創)反応の量と質
   5.内容の多様性
  55. 情緒的側面の評価
   1.情緒の統御
   2.情緒の性質と内容

第17章 縦列分析による解釈
  56. 縦列分析(Sequence analysis)の方法
   1.力動的解釈の必要性
   2.縦列分析の着眼点
  57. 各図版の特徴

第四部 臨床的適用

第18章 精神医学的診断との対応
  58.臨床心理学と精神医学的疾病概念
  59.臨床心理学における診断と治療
  60.心理臨床家と倫理

第19章 精神神経症
  61.精神神経症(psychoneurosis)の概念と問題点
  62.神経症の反応の一般的特徴
  63.不安の指標(Rorschach Anxiety Index)
  64.基礎ロールシャッハ得点法(Basic Rorschach Score)
   1.BuHLERの構想
   2.BRSの採点表
   3.臨床群への適用
   4.筆者の修正BRS
  65.精神神経症の病型とその反応特徴
  66.精神神経症の事例

第20章 精神分裂病
  67.精神分裂病の概念と問題点
   1.症状
   2.病型
  68.精神分裂病の反応の一般的特徴
  69.逸脱言語表現(deviant verbalization)
   1. 分裂病の思考障害と言語表現
   2.RAPAPORTの逸脱言語表現と筆者の理解
  70.逸脱言語表現カテゴリーと数量化
   1.逸脱言語表現のカテゴリー
   2.逸脱言語表現の数量化
  71.知覚的退行
  72.口・テストからの総合的診断とRSS
   1.口・テストからの総合診断
   2.ロールシャッハ分裂病得点 RSS
  73.各病型の反応特徴
  74.予後判定の問題
  75.神経症との鑑別診断
  76.精神分裂病の事例

第21章 躁うつ病
  77.躁うつ病の概念と問題点
  78.ロールシャッハ反応の特徴
  79膜うつ病の事例
   《章末補遺》
    うつ病に対するサイコセラピーの意義と口・テスト
    うつ病に関する筆者の提案

第22章 知的欠陥と器質精神病
  80.知的欠陥あるいは精神薄弱
  81.器質精神病(organic psychosis)
  82.てんかん(epilepsy)
  83.器質精神病の事例

第23章 非行・犯罪
  84.非行・犯罪の問題点
  85.非行少年の反応の一般的特徴
   1.一般的反応特徴の要約
   2.チェック・リストによる数量的研究
  86.SCHACHTELのロールシャッハ特性分析
  87.非行類型と反応特徴
  88.非行少年の治療・教育の問題と早期予測
   1.治療・教育の問題
   2.早期予測
  89.薬物中毒・嗜癖について
   1.飲酒嗜癖
   2.覚醒剤嗜癖
   3.麻薬嗜癖
   4.有機溶剤嗜癖(シンナー・ボンドなど)

第24章 同性愛
  90.同性愛の概念と問題点
   1.同性愛の定義と分類
   2.原因と治療
  91.内容分析による同性愛指標の発展
  92. 筆者の同性愛指標 RHI
   1.ロールシャッハ同性愛指標 RHI
   2.RHIの適用と検討
  93.同性愛の事例

第25章 サイコセラピーへの適用
  94.サイコセラピーと口・テストとの関連
  95.治療継続の予測
  96.予後評定の尺度
   1.予後評定に関する研究
   2.KL0PFERらのロールシャッハ予後評定尺度 (RPRS)
  97. 治療効果の測定
  98. われわれの資料から
   1.非指示療法による人格変化の測定
   2.森田療法の効果の測定
  99. 平行シリーズ法による人格変化の測定(カロ・インクブロットの導入)
   1.再検査法と平行シリーズ法との比較
   2.カロ・インクブロット・テスト作成の意図とその臨床的適用
  100. 事例によるサイコセラピー前後の比較

第五部 事例研究―K.H.の場合
  1. 事例K.H.
  2. 事例K.H.の生活歴の要約
  3. 検査施行当日のK.H.とその前後の状況
  4. 事例K.H.のロールシャッハ反応
  5. ロールシャッハ反応の解釈


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