WHO QOL26

WHO Quality of Life 26

概要

種類 QOL調査票(質問紙法)
主な対象 18歳以上
形式 質問項目数 26問
「過去2週間にどのように感じたか」、「過去2週間にどのくらい満足したか」、あるいは「過去2週間にどのくらいの頻度で経験したか」を、「まったくない」「少しだけ」「多少は」「かなり」「非常に」などの5段階で回答します。
所要時間 回答 10分程度
自己採点 5分程度
医療点数 80点

内容説明

疾病の有無を判定するのではなく、受検者の主観的幸福感、生活の質を測定します。

身体的領域、心理的領域、社会的関係、環境領域の4領域のQOLを問う24項目と、
  QOL全体
を問う2項目の、全26項目から構成されています。


4つの領域とは

  
  ◇身体的領域

     日常生活動作/医薬品と医療への依存/活力と疲労/移動能力/痛みと不快/睡眠と休養/仕事の能力
  ◇心理的領域
        ボディ・イメージ/否定的感情/肯定的感情/自己評価/精神性・宗教・信念/
        思考・学習・記憶・集中力

  ◇社会的関係
     人間関係/社会的支え/性的活動
  ◇環境領域
     金銭関係/自由・安全と治安/健康と社会的ケア:利用のしやすさと質/居住環境/
        新しい情報・技術の獲得の機会/余暇活動への参加と機会/生活圏の環境/交通手段


■検査用紙1枚で、回答と採点が簡単に行えます。


■欧米・アジア、先進国・開発途上国と、幅広く用いられている世界的な検査です。


■QOL26は、診療報酬点数の請求対象となる検査です。臨床心理・神経心理検査の区分において、「D285その他の心理検査-1操作が容易なもの」に記載されています。(2012年3月公表)

 


★QOLを実施・採点するには、実施者が基本的なQOLの概念を理解していることが必要です。

★初めて用紙を購入される方には、検査を有効にお使いいただくため、
 事前にWHO QOL 手引 改訂版を読まれることをお勧めします。

沿革

WHOでは、生活の質(QOL)を‘個人が生活する文化や価値観の中で、目標や期待、基準および関心に関わる自分自身の人生の状況についての認識’と定義しています。この理解から、WHOでは1992年から5年余りの歳月をかけ、異文化間でも結果の比較が可能なQOL調査票の開発を行いました。世界22カ国が調査票開発のプロジェクトに参加しています。日本では、1997年に初版が刊行されています。

活用方法

企業・各種団体
  従業員の精神健康度をはかる指標として
  職業と、従業員の生活の質の関係を知るために
  臨床治験の研究に

医療・看護・福祉/カウンセリング
  治療方針の決定や、治療過程における変化の評価の指標に
  高齢者の生活の質の測定に
  障がい者の生活の質の測定に
  在宅介護者の負担度の測定に

教育
  教員や生徒、学生を取り巻く生活環境の見直しに



★海外・国内を含め、がん患者、皮膚疾患患者、精神疾患患者、エイズ患者などのQOL測定で用いられています。
   高齢化社会において、私達が年を重ねながらも生き生きとした生活を営む上でのサポートツールとしても、是非ご活用ください。